牡馬クラシック第1弾。中山で行われるため、紛れも多く立ち回りの上手さが要求されるレース。週末は雨予報が出ているため、馬場状態もカギになりそう。近2年はホープフルSからの直行組が勝利しており、昨年2着のサリオスも朝日杯FSからのローテ。今年の桜花賞も阪神JFからの2頭のワンツーで決まっており、トライアルを使わず直行ローテの好走率が高いことには注意しておきたいところ。人気は、エフフォーリアとダノンザキッドに集まりそうだが、別路線組のディープモンスター、ヴィクティファルス、ステラヴェローチェなどどの馬にもチャンスありの難解な1戦。
アサマノイタズラ・・・C
牡3 57.0 嶋田 美浦手塚
スプリングステークス2着で権利を取り、追加登録料200万を払っての出走。前走は雨馬場も向いたが、早めに仕掛けられながら最後までしっかりと伸びて2着まで来た点は評価できる。週末の雨予報はこの馬にとっては恵みの雨で、中山コースも合うので、あとはG1初騎乗の嶋田Jが上手く乗れるかどうか。(おそらく難しい)
アドマイヤハダル・・・C
牡3 57.0 ルメール 栗東大久保
岩田J予定が、オーソクレースの回避によりルメールJに乗り替わりとなり物議をかもしている。勝負事なので仕方ない事かもしれませんが、ルメールファーストの風潮は続きそう。この馬の前走はメンバーレベルに恵まれたが、2着馬に0.5秒差をつけており、力が違った印象。先行力があり、立ち回りも上手いので中山2000mは合う舞台。近親にはダートで活躍する馬も多く、力のいる馬場もこなせそう。
イルーシヴパンサー・・・D
牡3 57.0 大野 美浦久保田
かかり癖ある馬で、前走も引っかかった分最後伸びあぐねた印象。メンバーが強くなり追走はしやすくなるかもしれないが、前走から距離延長は少しマイナス。血統的にも母は短距離路線で活躍しており、近親のステラロッサも1800m巧者、ダイレクトキャッチも1800m以下を得意としておりこの馬も1800mぐらいがベストという見立て。
エフフォーリア・・・B
牡3 57.0 横山武 美浦鹿戸
3連勝で共同通信杯を制し、ダノンザキッドと並び1番人気が予想される馬。その前走は、2着馬ヴィクティファルスが次走スプリングステークス1着、3着だったシャフリヤールが次走毎日杯をレコード勝ちし、朝日杯2着のステラヴェローチェも負かしていることから評価がうなぎ登り。2走前は馬群の中で脚を溜める競馬ができたが、これまで3戦は7頭立て、8頭立て、12頭立てと比較的頭数の少ないレースしか経験してないだけに、多頭数でもまれた際の不安はある。大トビで長く脚を使うタイプだけに小回りコースもプラスにはならないだろう。
グラティアス・・・C
牡3 57.0 Mデムーロ 美浦加藤征
2戦2勝で京成杯を制覇。ただここ2戦は展開に恵まれた面もあり、京成杯もメンバーレベルに疑問あり。荒れた馬場の最内を伸びたようにパワーはあるのでここも内目の枠を引いて立ち回りの上手さをいかす競馬をしたい。
シュヴァリエローズ・・・D
牡3 57.0 三浦 栗東清水久
前走はアドマイヤハダルに完敗しており、ホープフルステークスを見ても上位勢とは少し差がある印象。またここ2走の最後の伸びを見ていると2000mは少し長い印象で、雨で良さが出るタイプでもなさそうなので馬券内となると厳しいか。
タイトルホルダー・・・C
牡3 57.0 田辺 美浦栗田
前走は横山武Jの好騎乗と、他馬が仕上がり途上だった点で恵まれた面も大きかった。切れるタイプではないだけに週末の雨で時計がかかる馬場になるのは歓迎。もまれると良くない馬なので、同型との兼ね合いがカギになりそう。

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