皐月賞への最終便の1戦だが、ダービーへ向けても賞金を加算できる重要な戦い。過去にも、クロフネ、キングカメハメハ、キズナなど数多くの名馬がここをステップに飛躍した。今年も少頭数ながら良血素質馬のグレートマジシャンや兄にアルアインを持つシャフリヤール、先日急死したシーザリオの子ルペルカーリアなど将来性の高い馬がそろっており、見ごたえのある戦いが見られそう。
ウエストンバート・・・C
前走は初めての芝レースで、未勝利にしてはハイレベルレースでの勝利。父にマジェスティックウォリアーを持ち、530㌔を越す大型馬でパワー型のタイプ。ここは、阪神外回りの1800mで瞬発力が問われるだけに適性とは異なるか。雨などで時計がかかない限りは…。
グレートマジシャン・・・A
前走セントポーリア賞は後方待機から1頭だけ上がり33秒台前半の脚を使い勝利する能力の違いを見せつける内容。しかも、骨膜炎気味の万全ではない調整過程の中でのもので、スケールの大きさを感じさせられた。よくなるのは先だろうが現時点でも十分に高い能力があり、ここは今後のためにも絶対に賞金を加算しておきたいところ。
シャフリヤール・・・B
前走共同通信杯はデビュー2戦目で初の関東輸送と厳しい条件となりながらも3着と能力は見せた。2着ヴィクティファルスも次走スプリングステークスを勝利しており、ステラヴェローチェが5着に敗れていることからもレースレベルは低くない。全兄アルアインもこのレースを制しており、舞台としては悪くなく、馬券内には絡んできそう。
タイセイドリーマー・・・C
これまで3戦とも2000mに使われてきたが、どれも2分4秒台の走破時計。スピードよりは、パワー型の印象でここは瞬発力勝負では分が悪い。
ダディーズビビッド・・・C
これまで使われてきたマイル戦でのパフォーマンスは悪くない。かかり癖があるので、200mの距離延長が課題で、血統的にも1800mよりもマイル向きの印象。
ディープリッチ・・・D
デビュー戦を不良馬場で勝利した昇級後は頭打ちの印象。ここも良馬場の瞬発力勝負になると辛い。
プログノーシス・・・C
初戦は既走馬相手に余力を残しての勝利で味のある内容。馬場の良いところを通る川田Jの好騎乗もあった。ここは、一気の相手強化でそう簡単にはいかないだろうが、通用してもおかしくない馬ではある。
マリアエレーナ・・・C
シンザン記念5着の内容からも牡馬相手でも通用する能力はあるが、ここは相手が強く、距離延長も歓迎とは言えない。小柄な馬の輸送競馬後のレースで、馬体重には注意したいところ。
ルペルカーリア・・・B
母にシーザリオを持ち、兄弟にも多数の種牡馬が出ている超良血馬。デビュー戦は敗れたが、2戦目で勝利を手にし、成長力を見せた。ここは、一気の相手強化で現時点の未完成の状態でどこまで通用するか。(血統面からも少し過剰人気になりそうな感はあります)
レヴェッツァ・・・D
これまでの戦績からもこのメンバーではさすがに厳しいか。
ロジローズ・・・C
新馬戦は上がり最速の脚を使っており、瞬発力はそこそこありそう。血統的にひと雨あればおもしろそう。

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