今週は台風の影響で雨マークがずらりと並んでいます。馬場状態には注意したいところです。
小倉記念ですが、今年は頭数も少なく、低調なメンバーとなりました。
小倉記念2021予想~過去10年データ分析~
◆人気⇒中穴馬がよく馬券に絡む
人気別成績では、1番人気は【2-1-1-6】と勝率2割、複勝率4割と信頼は置けないデータ。また、過去10年で3着以内に入った30頭の内15頭は5番人気以下というデータからも穴馬が多く馬券になるレースと分かる。昨年3連単137万と波乱の決着も十分にあり得ます。
◆枠順⇒およそフラット
過去10年の勝ち馬は1~4枠で4頭、5~8枠で6頭出ている。3着以内で見ると1~4枠で13頭、5~8枠で17頭となっており、およそ枠順による差はないと見られる。データでは、3,6,8枠が好成績。
◆脚質⇒先行、差し有利・逃げ、追い込みは不振
過去10年で見ると、先行・差し馬が9勝しており、3着以内も22頭と圧倒的。直線の短い小回りコースで追い込み勢にとっては厳しく、逃げ馬も苦戦傾向。
◆ハンデ⇒斤量による差はあまり無し、51kgは割引
過去10年で見ると、54㌔以下が4勝、55㌔以上が6勝と斤量による差はそこまで大きくなさそう。ただ、57.5㌔以上はそこそこ馬券に絡んでいるものの、51㌔以下は【0-0-0-8】と馬券内0。
◆馬齢⇒4~5歳馬が好成績
過去10年で4歳馬4勝、5歳馬5勝と4~5歳馬で計9勝をあげており、それぞれの成績で見ると4歳馬【4-3-0-19】、5歳馬【5-5-4-28】となっており、4~5歳馬中心で良さそう。
★有力馬診断
アールスター B 牡6 56.0 長岡 栗東杉山晴
2走前の日経賞は距離も長かった上、道中も最後方という位置取りで展開的にも厳しく見直せる内容でした。その前は、小倉記念で重賞初制覇し、中山金杯も上がり最速の脚を使っての5着、小倉大賞典も3着までアタマ差の4着と小回りコースでは重賞でも通用する力は見せています。前走七夕賞は直前の雨でキックバックを嫌がったとのことでしたが、昨年も凡走後に一変した得意舞台でまだ見限れない馬という見立てです。
グランスピード C 牡4 53.0 和田竜 栗東西村
小倉コースは2勝をあげているコースでこの馬にとっては向く舞台と見ます。能力的には重賞級とは言えませんが、
53㌔で案の影響が残る馬場ならば抑えは必要かと思います。
ショウナンバルディ C 牡5 55.0 岩田康 栗東松下
近走力をつけてきており、安定して走れるようになってきた印象です。使い詰めですが、1週前追い切りでは坂路で4F51.4秒と自己ベストを更新するなど調子は見られずここも善戦はできそうです。
スーパーフェザー D セ6 53.0 鮫島駿 栗東渡辺
使える脚が長くない分小回りの直線の短い小倉コースは合いそうな印象ですが、実力的には足りないという見立てです。重馬場は苦にしないので、週末の雨の恩恵と53㌔のハンデがかみ合えば善戦はできてもおかしくないですが、それでも掲示板ぐらいまででは…。
ダブルシャープ B 牡6 54.0 酒井 栗東渡辺
コーナー4つの小回りコース、時計のかかる馬場を得意としており、この馬にとっては好条件と見ます。ただ、今年のメンバーだと人気しそうな点で、そこをどう評価するかだと思います。
テーオーエナジー E 牡6 55.0 ○○ 栗東宮
ダービー以来の芝での実践になりますが、近況からも手を出しづらい状況です。
ハッピーアワー D 牡5 54.0 ○○ 栗東杉山佳
スプリンターズS7着の実績や、全3勝を全て1400m以下の距離であげていることからも距離適性はマイル以下にあると見ています。前走関越Sは着順ほど悪くない内容でしたが、そこから距離延長ローテでは手を出しづらいです。
ヒュミドール C セ5 55.0 幸 美浦小手川
前走エプソムCでは後方から6着まで差してきたあたり、重賞でも通用する力は持っている馬と見ます。最終追い切りは小倉の芝コースで行っていますが、それでも美浦からの長距離輸送は割引になると考えます。
ファルコニア A 牡4 56.0 川田 栗東高野
前走のエプソムCはスタートで後手を踏みながらも3着好走し、その前の3勝クラス戦も上がり32.5秒の脚を使ったあたり、十分に重賞でもやれる力をつけたと見ます。ここは重賞でも相手関係手薄で、川田Jが乗ってくるとなると評価せざるを得ません。
モズナガレボシ C 牡4 53.0 松山 栗東荒川
初勝利をあげてから3連勝し、3勝クラスでも好走を続けているあたり、大分力をつけてきた印象です。格上挑戦になりますが、得意のコース、得意の雨馬場、53㌔、松山J騎乗など魅力的な条件が組み合わさっており、大駆けがあっても驚けない1頭と見ます。
レオコックブルー C 牝6 49.0 ○○ 栗東牧田
前走は、負けすぎ感もありますが、小倉コースでは別馬と言っていいほどパフォーマンスを上げてくる馬です。常識的には厳しいですが、今年のメンバーで49㌔ならワンチャンス張るかと思います。
ヴェロックス B 牡5 57.0 浜中 栗東中内田
前走エプソムCでは復調を示す内容でした。まだ信頼できるとは言えませんが、それでも皐月賞2着、ダービー3着の実績馬で今年の低調メンバーでは上位評価が必要と見ます。

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