オールカマー注目馬
ウインマリリン
これまで大きく崩れたのは3歳時の秋華賞のみで、それ以外は安定して走れています。その秋華賞は初の関西遠征、不利な外枠、不向きな展開などが重なったことが崩れた原因と考えます。3走前AJCC杯は極悪馬場の内を通る厳しい競馬となった分の敗戦、2走前日経賞は強敵相手の勝利、前走天皇賞は不利な外枠を引きながらも5着健闘と能力の高さはここでも上位と見ます。メイチは次走のエリザベス女王杯でしょうが、1週前追い切りは自己ベストを更新しており、前哨戦の仕上がりとしては十分で、得意の中山コースでは崩れないと思います。得意の内枠を引ければなおよし。
セダブリランテス
前走は万全ではない仕上がりとはいえ、あそこまで負ける馬ではなく、暑さが堪えたかもしれません。1週前の追い切りはセントライト記念勝ち馬のアサマノイタズラを楽に離しており、外を回って馬なりだったことを考えれば状態はここ最近で一番良さそう。7歳馬でもキャリア9戦とまだまだやれていい馬で、3戦3勝と得意の中山で一発に期待したい穴馬です。
ランブリングアレー
近3走を見る限り、着実に力をつけてきています。特に前走ヴィクトリアマイルは別格だったグランアレグリアを除けば最先着しており、能力的にはここでも十分通用していい馬です。関東遠征も経験済みで、エリザベス女王杯に向けて勢いをつける走りを期待します。
神戸新聞杯
シャフリヤール
レコード決着となった毎日杯を勝利し、前走ダービーを優勝と高い能力は証明済みで、ここは相手関係的にも負けられないところでしょう。
ワンダフルタウン
5カ月ぶりで仕上がり途上と思えた青葉賞での勝利で能力を示しました。前走ダービーはローテも詰まった中で、蹄の不安もあり力負けではないと思います。間隔をあけて立て直され、1週前はCWコースでしっかりと負荷をかけられており、ここは走れる番と見たいです。
イクスプロージョン
近親にG1馬や重賞勝ち馬がずらりと並ぶ良血馬で、ひと夏を越しての成長力に期待したい馬です。前走は休み明けで馬体にも余裕があった印象で、ひと叩きされた上積みは大きく、有力馬は賞金に余裕がある馬が多く先を見据えた仕上げでの出走が予想されるだけに、全力で権利を取りに来るこの馬につけ入るスキがあってもよいかと思います。